ミュウと日向の物語

【ミュウと日向の大学時代の物語】と【輝の行政書士試験に受かるまでの奮闘記】です。他の物語も書いていきます。🐈

~ありのまま~💫

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↑水族館に行きたいな。🐈


思うところあって、ふと、浮かんだことを書いてみたくなった。

脈絡がないかもしれないが、散文の感覚で書いてみようと思う。


日向は、小さいころから、少し変わっていた。

ご飯が美味しいと思ったことが、あまりなかった。
口に合わないって感じだった
美味しく感じるようになったのは、中学に入る前くらいだった。

そのせいか、髪が赤茶色っぽかったし、光に当てると金髪みたいにも見えた。

そのため、転校先で友達になった子に、後で言われた。
「はじめのころ、外人さんが転校してきたと思っていたの。」と。

変なことも、よく言われた。
「日向ちゃんは、ずるい。。日向ちゃんのときだけ、雨が降らないんだもの。いつも、いつも、日向ちゃんばっかり...」

{???}
何を言っているのか、わけが分からなかった。

よく、貧血で倒れていたし、よく、お母さんに学校まで迎えにきてもらって早退していた。

いつからかな?
自分では、何もしている感覚がなくても、何故か目立っていることに気付いたのは。

何故か、妬まれているし、うらやましがられている。

あまり、見覚えののない子からも。

成績が良かったからなのか。
作文にしろ、絵にしろ、よく、賞
をとっていたからなのか。

自分では、分からない。

私は、競争が嫌いだ。

作文も、自然に書けただけだ。
賞をとって、全校生徒の前で発表することも、あった。
私が、原稿を両手で持って、横に同級生の男の子が並んで、マイクを持ってくれている。

私は、スラスラ発表する。
発表が終わって、みんなが拍手してくれる。
先生方も、満足そうだ。

横でマイクを持っていた男の子だけが、不信な顔をしている。

「ねえ、ひなたちゃん。原稿と発表してるの、全然、違ったよね。書いてること、読んでなかったもん。」

「...え。そうだったかな..」
私は、発表後の気持ちよさに、ぼ~っとしながら、あやふやに返事する。

男の子は、変な顔をしたままだ。

確かに、全く違った。
1文も、同じところは、なかったと思う。
そもそも、原稿を見ていない。

賞をとって手にした読書感想文の原稿は、間違いなく、私が書いたものだ。

今、発表したのも、間違いなく私の読書感想文だ。

ただ、発表するときに、今の読書感想文が降りてきて、発表したくなっただけだ。

ただ、{ああ!これを、発表したい!}と思っただけのことだ。

何てことはないと思う。

でも、人によっては、違うのかもしれない。

気を付けよう。

そう。あまり、目立たないに気をつけよう。


知らないあいだに、誰かに嫌な思いをさせているのかもしれない。
変なやつだと思われているのかもしれない。

だんだん、だんだん、私は、隠れるようになっていく。
あまり、目立ちたくない。
ひっそりと平穏でいたい。

普通は、どうするんだろう?
こういうとき、普通なら、どう行動するんだろう?
どう、言うんだろう?

気をつけていても、何故か目立つ。

友達とのパーティーで、みんなは、得意なことを分担する。

「私は、美味しいお菓子を作ってくるね!」

「私は、飾り付けするね!」

「じゃあ、私は、飲み物を!」

みんな、心得たように言う。

私も、何かしなきゃ!

「え~と、え~と、私も何かする。」慌てて言う。

でも、みんなは、満面の笑顔で、口々に言う。

「いいの!いいの!ひなたは、いるだけで十分なの。ひなたが、いるってことが、一番なの。」

みんなは、心から言ってくれる。
みんなは、嬉しそうに言ってくれる。

親友たちの前では、普通を演じずにすむ。
みんなは、何をしても、
「そういうひなたが、大好き。」と、笑ってくれる。

日向は、世間に疎かった。
いろんな意味で無知だった。

危なっかしい子だった。

よく、無事に生きて成長できたものだ。

頼もしい友達、優しい家族が、守ってくれていた。
それに加え、よく羨ましがられていた運があった。

よく、頭に、いや、心に?浮かぶ。
何かを感じる。

{そっちじゃないよ}

{ほら、これを忘れてるよ}

いろいろなことだ。

ことばじゃなく、感じるだけだ。

見えないし、聞けない。
ただ、感じるだけ。

それは、いつも、私を助けてくれる。

だけど、大きくなるにつれ、親友たちと道が異なり離れることになり、苦しい経験、嫌なことを経験するうちに、自分に自信がなくなっていく。

この感覚は、違うんじゃないかな?
普通は、どうなんだろう?
普通は、こっちなんじゃないかな?

今、こんなことを言えば、嫌がられるんじゃないかな?

分からない。どうしたらいいか分からない。

直感に従うことを躊躇う。
恐い。

{出来るはずだよ}

出来ない。私は、そんなこと出来ない。

目立ちたくない。
他人より出たくない。

ある年、私のまわりのものが、壊れることが多くなった。

電気ポット、エアコン、さらには自動車まで。

不思議だなと思った私は、何気なく検索した。

{家電 壊れる 原因}

気になるブログにヒットした。
そのブログを読むと、共感することが多かった。

日々読んでいると、そのブログの人の講演会の参加募集があった。
ちょうど1ヶ月もしないうちに、さらに、家から行ける手頃な距離だ。
お値段も手頃だった。

日向は、普段、こういうものに参加するタイプではない。
警戒心が強い。
詐欺じゃないか?と疑う堅実なタイプだ。

さらに、そう言っているやつが、案外、コロッと騙されるのよ!と、客観的に自分を見れる。

だけど、どうしても行かなきゃいけない感覚が、抑えられない。

結局、参加した。
すごい人が来ていた。

私は、ビックリしていた。

隣に座った女の子が、私が、まわりをキョロキョロしていると、話しかけてくれる。

「ビックリしてるの?」

私は、「初めてで。こんなに大勢の人と一緒にいるのも久しぶりで。なんだか、新鮮で。」と正直に言う。

その子は、優しく笑って、いろんなことを話してくれる。

どうも、その子は、何回も参加しているようだ。

セミナー中、2人でレクチャーする形のもあって、私は、その子と一緒にした。

レクチャー中、ふと浮かんで、言ってしまった。

「どうして、隠しているの?家の人は、認めてくれるよ。大丈夫。出来るよ。大丈夫。」

その子は、泣いてしまった。

嫌な涙じゃなく、いい涙だ。

講演会が終わって、私は、満足した。
だけど、同時に、一回でじゅうぶんだと確信した。

まわりの人は、講演会の前に買っていた本に、サインしてもらおうと並びに行っていたが、私は、早く帰ろうと、ホールを出ようとした。
ちなみに、本も購入してない。

知り合いと話していたその子が、私を急いで呼び止める。

「LINEして。LINEでいろいろ話そう。言えないことあるでしょう。」
私に名刺を渡す。

スピリチュアルカウンセラー

{え?プロじゃない?私の出る幕じゃなかったんじゃ...}

私は、戸惑うけど、その子は、
「最近、始めたばっかりなの。」と、優しく笑う。

私は、「LINEする。」と手を振って、急いで帰った。

それから、その子と私は、LINEするようになった。

その子とは、ありのままでLINE出来る。
自分を偽らなくていい。
感じることを、そのまま、LINE出来る。

誤解がないように言っておくが、ただの普通のLINEだ。
お金を取られている訳ではない。

「そうやって、商売していくのよ。」と、私に注意する友達もいたけど、全く、そんなことはなかった。

その子とのLINEは、楽しい。

ずっと続くと思っていた。

でも、ある日、その子が言う。
「もう、ひなたちゃんにしてあげることは、ないの。私は、他の人にすることがあるの。ひなたちゃんに、もう、時間をとれないの。」

{え?}

「ひなたちゃんは、もう、大丈夫。ひなたちゃんは、自分で、ひなたちゃんとして、することがあるの。」

{え?そんなことない。}

「ごめんね。きついこと言って。でもね、出来るのに出来ないなんて、卑怯よ。出来る能力があるのに、出来ないなんて卑怯よ。覚悟が必要なのよ。」

{...}

その子とのLINEは、それっきりだ。

LINEは、繋がっているけれど、返事は来なくなった。

ただ、感じる。
{ごめん。ごめん、ひなたちゃん。でも、ダメなの。ごめんね。}

私も本当は分かっているし、感じている。

甘えているだけだ。
じゅうぶん、私に与えてくれたし、教えてくれた。

それに、感じる。
{その子とは、会ってはいけない。違う道なんだ。会えないよ。}

でも、悲しい。
悲しくて涙が出る。


けれど、私は、必死に考える。
{私に出来ること?出来る能力?}

考える。
そして、思いつく。

{ブログをしてみようかな。幸い、1ヶ月前に、やっと、スマホに変えたばかりだ。}

何もかも初めてだが、何とかスマホで、ブログをあたふた開設する。

{ブログ..書けるかな?どうしようかな?物語風にしよっか。自分の経験も交えて。少しでも、読んでくれた誰かの役にたてたらいいな..}

そうして、私は、書き始める。

~ ミュウと日向の物語~


これが、私が、ブログを始めたきっかけだった。
その子に、感謝する。
ありがとう。

ブログを通じて、いろんな人と交流出来たよ。
知らなかった世界も見えるよ。
みんな、あなたのおかげだ。

書きたいことが、自由に書けるんだ。
浮かんだことを制限なく、書けるんだ。

あなたと出会えていなかったら、私は、ブログをすることはなかった。

本当にありがとう。
あなたに、ずっと感謝しているの。