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朝、急にココの左目が気になる。
眼の茶色いシミは、大丈夫なんだろうか?
このまま放っておいても、いいのだろうか?
来たときからあるし、ワクチンのときも、先生は何も言わなかったけれど、ちゃんと私から言わなかったからなのかも。
急に心配になる。
多分、コロナの影響で、神経過敏になっているのかも。
お母さんに、聞いてみる。
「ココの眼、シミがふえてない?病院行こうかな。」
「大丈夫よ。ちゃんと見えてるし、綺麗な眼じゃない。見えてるか、確かめてご覧なさい。」
私は、ココに、手をかざしたりして、確認する。
確かに、視力は良さそうだ。
「急にどうしたの?眼医者じゃないと、分からないんじゃない?」
う~んと、考えて、
「やっぱり、会社帰ってから病院で、一回診てもらう。」と言って、キャリーバッグを用意して部屋に置く。
「ココのことになると、心配症なんだから。」とお母さんは、笑って、私を見送る。
会社に着いて、いろいろ調べる。←仕事しろよヾ(・・;)
多分、 “ 虹彩メノラーシス ”かな。
虹彩表面の色素沈着か。
治療法は、なさそうだし、定期観察だけか。
ん!悪性になると虹彩メノラーマになって、眼球摘出しか治療がないとか書いてるんですけど。
まあ、悪性ではなさそうだし、病院行っても、眼を観察するだけみたいだから、やめとこう。
お母さんに、メールで、説明して、病院へ行くのをやめる。
心配と不安だけが、残ってしまった。
まあ、このまま良性で終わる猫も多いって書いてるし、ココは、運が強いから大丈夫だろう。
気を取り直して、仕事していたら、
ウ~ってサイレンが、聞こえる。
何事?と、外を見ると、パトカーが会社の前の道を通りすぎて近くで止まる。
続いて、パトカーが、サイレンを鳴らして、何台もやってくる。
会社を飛び出して、近所の人が話しているほうに急ぐ。←だから、仕事しろって。ヾ(・・;)
パトカー五台に、救急車一台、大きい消防車二台が揃う。
近所の人達と橋のほうに避難して、様子をみながら、話しを聞く。
どうやら、横の細い道から自転車ごと、土手から川に落ちたらしい。
土手の木が折れるくらいの勢いで。
赤いジャンバーを来た男の人が川の中にいるのが遠くから見える。
警察官が一人、先に川に飛び込んだらしい。
更に、今、続々と警察官が、川に入って引き上げて、タンカに乗せようと奮闘している。
心肺蘇生器を持った人が走っていく。
私達は、ざわつく。
しばらくして、タンカに乗せて、周りを五人の警官が、ブルーシートで、見えないように囲って、私達の近くの救急車のほうにやってくる。
ブルーシートが、風に煽られて、タンカの人が見える。
上半身はだかで、頭は動かないように三方を固定されている男の人で、穏やかな顔で、目を閉じている。
近所のおばさんに、「頭、固定してるんだから、生きてるんだよね?」と、心配して聞く。
「そりゃ、そうよ!」と、おばさんは、強く言ってくれる。
救急車が行ったので、「じゃあ、会社に戻るね。」と近所の人達に言って会社に戻る。
しばらく、会社でぼ~っとなる。←だから、仕事は?ヾ(・・;)
なんか、変に疲れて家に戻って、晩御飯を食べてゆっくりしていた。
今日は、病院に行かないと察したミルが、置いていたキャリーケースで遊びだした。
キャリーケースに入って喜ぶミル
しばらくして、楽しんでいるミルに腹をたてたココが、キャリーバッグを巡って、喧嘩しだす。
ふ~、心配してた私って、なんやねん