ミュウと日向の物語

【ミュウと日向の大学時代の物語】と【輝の行政書士試験に受かるまでの奮闘記】です。他の物語も書いていきます。🐈

つぶやき~私は、わがまま??😣

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混乱中の輝の話


~本部長との口論の一部~

本部長:
綺麗な貸店舗に移って、スマート化する案も出てるんだよ。駅の近くでね。花田さんも、そのほうがいいでしょう。市内で借りて、倉庫を無くして電車通勤にしてね。


私:無言
{なんとなく、そこから徐々に私を本社に転勤させる魂胆がちらほら見える}

本部長:花田さんは、家はどこなの?

私:
家?家は、あちらをず~っと行ったところにある田舎の子です。

本部長:え!市内じゃないの?市内だと思ってたから、花田さんにもいい話しだと思ってたんだけど..

私:{やっぱり...}
私は、田舎の子だから、都会と違って電車通勤とか無理ですよ。

本部長:いや、いや。都会とか田舎とか関係ないよ。本社に来てる子だって、田舎から来てる子いるし。田舎だから無理なことはないよ。

私:でも、こちらはマイカー通勤が普通ですし。都会と違って電車の本数なんか、昼は1時間に一本とかですよ。
それに、私、もう足が萎え萎えで...

本部長:いや、それは関係ないよ。本社では、みんな電車から20分かけて歩いてるし。2時間かけて本社に来てる子もいるんだよ。花田さんは、市内に行くのに、そんなに時間かからないでしょう。それは、わがままだよ。

私 :{わがまま??私が、わがままなの?}
いや、やっぱり田舎と都会は違いますよ。でも、会社で決まっていることなら理解しました。。もう、分かりましたから、大丈夫です。

本部長:いや、都会とか田舎とかの問題じゃなくてね...
田舎だからとかは、関係ないよ。

私:大丈夫です。理解しましたから、もう、いいです。

本部長:いや!そうじゃなくて、都会とか田舎とか


ここで、所長が話しを中断させる。

所長:2人とも話の論点が、だんだんずれていっているから、元に戻しましょうか。

本部長と私は、我に返る。


明らかに、私を本社に移そうとしている。

わがまま?私は、わがままなんだろうか?

そういえば、来年新しいシステムに移行するに伴い、変なこと言われたな。

「この新しいシステム(ソフト?)が成功するためには、君のようなエキスパート社員がキーになるんだよ。」

聞いたとき、{なんのことだろう?頭おかしいのかな?}とぼんやり聞いていた。

何故か本社の中を案内されたり、本社のいろんな部署に連れていかれて、紹介された..

いやいや、考えすぎだ!そんなはずない。
否定するけど、心が従わない。

この後、違うことで、本部長と激しい言い争いをしてしまった。

本部長は、純粋に私が楽になるように考えているだけなのに...


怒るかな?と思ったけど、本部長は、黙って、ずっと聴いてくれていた。

腹立たないのかな?と目を見ても、ずっと穏やかな目で、私を見つめ続ける。

それで、私は観念して大人しくなった。

でも、本部長は、
「まだ、決まってないから。明日とかの話しじゃないんだから。そのほうが、後々いいよ。」と宥めにくる。

無言でしょんぼりしていると、更に宥めてくる。

そんな感じだったと思う。


1日経って、何故か悲しさがつのってくる。
自然に涙が溢れて止まらない。

いろんな感情が溢れ出して止まらなくなったようだ。

本部長が、悪いわけじゃない。

私の問題なんだ。
我慢して蓋をして知らないふりをしていたのに、本部長が蓋を開けてしまって、私が隠せなくなったからだ。

一気にいろんなことが溢れ出した。

目を背けていたものに、向かい合わなければならなくなった。

本部長は、そのきっかけをつくっただけだった。