ミュウと日向の物語

【ミュウと日向の大学時代の物語】と【輝の行政書士試験に受かるまでの奮闘記】です。他の物語も書いていきます。🐈

輝の会社の社長1

↑カテゴリー別のタイトルで、編集しました。【輝の4番目の会社のこと】をクリックすると、4番目の会社の話だけが、見れます。🐈



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昨日、久しぶりに社長と、ipadでオンラインで、お話ししたので、社長の話を書きたくなりました。😸


私の4番目の会社、株式会社ハレルヤの今の社長は、三代目になります。
先代は、スゴい方で人望も厚く、商店から一代で会社を大きくされたと聞きます。

先代には、子供がなく、養女をもらいましたが、次期社長には、証券会社で敏腕だった、今の社長のお父様をヘッドハンティングしました。

二代目は、現代風に手法を変えて、さらに会社を発展させました。
そして、年齢的に息子に引き継がれたのが、今の社長の三代目です。

社長は、「三代目は、なんとかだから。」とか、よく、かげで言われます。
もちろん、社長は、ご存知ないと思いますが...

確かに、現場の下から働かなかったこともあって、仕事のことを承知していないことは、致し方ありません。

得てして、経営者というのは、そういうものです。実際の仕事は、直近の部下が、把握していればいいでしょう。

社長は、お話しも苦手です。
始めの頃は、みんなに、お話しになるときに、一生懸命さが伝わって、
「がんばれ!社長。」と、思わず応援したくなったものです。

社長は、コンプレックスも、おありです。

前に、社員の2ヶ月誕生日会を開いてくださって、集まったときに、遠方のため、着くのが遅れて、私が社長の隣の席になったときのことです。

知らない人ばかりで、始めは、なんとか頑張っていたのだけれど、段々、

{私、もう無理、話せないし...団体とか慣れてないし、鍋とか作れないし..}
と、畏縮してしまいました。

そのとき、社長が、
「こら、藤田!花田さんに、挨拶して、話さないか!」と、隣の若い営業さんに言ってくれて、

「花田さんは、お酒はダメでしたかね。鍋は、鍋奉行の冬野本部長が、全部しますから、全て任せましょう。」と、助けてくださった。

社長は、気遣いのある優しい方だ。
おかげで、私は気が楽になって、楽しめるようになった。

このとき、何かのきっかけで、社長がコンプレックスのことを言った。

多分、障害者の雇用の件で、私が、「是非、進めてください。素晴らしいことですよ。」とプッシュしていて、
本社のバリアフリーのトイレの話になって、

「私は、鏡なんか見ないよ。顔にコンプレックスが、あるからね。自分の顔を見たくないんだ。」って言っていた。

社長は、再婚をなさった。
何故、前の奥様と別れたのかは知らないが、2人の娘さんは、社長が引き取って育てていた。

再婚された奥様は、本当に綺麗な方だった。
2人の娘さんが、すごく懐いたので、会長が、結婚を許したと聞いた。

奥様は、本当に優しい。
新婚の頃の慰安旅行で、済州島に行ったとき、トイレに並んでいて、奥様が来たから、「あっ!お先にどうぞ。」と、言っても、

「いいのよ。ちゃんと並ばないとね。」と、笑顔で、おっしゃられた。

山に登って、絶景スポットで、写真を撮るのに、社長が、嬉しそうに奥様の手を引いて、照れる奥様と満面の笑顔の社長が、小山に並んで立っておられるのを鮮明に覚えている。

香港旅行のときもだ。
全社員合同の夕食パーティーのとき、
私は、何故か、社長夫婦と一緒の円卓にされていた。

円卓の席は、はじめから決められている。
社員は、200人以上もいるのに..

{誰や、決めたのは!総務か?経営企画か?もっと、メインを置けよ!}

社長が、「妻に紹介してくれ。」と、言うので、円卓のみんなは、順番に挨拶をして、私も元気よく挨拶をした。

奥様が、社長に、「あら?いつもの忘年会に呼んでないんじゃないの?」と、抗議してくれていた。

{いや、奥様。遠方なので、行けないだけですから。}

社長は、「遠くて遅くなるからだよ。」と、優しくおっしゃっていた。

ほどなくして、社長に、お酒をついで挨拶しようと、そこらじゅうから、社員たちが、社長の所に列びだし、円卓のみんなは、座っていられなくなった。

{う~、せっかくの本格的な香港料理のコースなのに..ちぇっ}

仕方なく、席を立って、あてもなく、ぶらついた。
お酒飲めないから挨拶出来ないんだよな。

途中で、他の営業所の事務の2人と本社の事務の1人と合流して、話しているところに、谷川部長が合流した。

谷川部長が、「いやぁ、花田さん、管轄のときに、一緒に飲みに行きたかったのに、西山所長が、いつも2人で、さっさと俺を連れていくからさ。」と、残念がって言う。

「いえ、西山所長は、きっと谷川部長と2人だけで、飲んで話したかったんですよ。」と、笑って答える。

みんなで、ワイワイ話していたら、
急に谷川部長が、ふと思い出して、恐い話をし始める。


🐈続く🐈