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↑首が落ちて、寝落ち前のミル
初めて、はてなブログのお題にチャレンジしてみる気になったので、書いてみよう。
「大人」ってなんだろう。
小さい頃、当然に歳をとったら大人になれると信じていた。
成人は20歳だから(もうすぐ18歳に変更されるが)、20歳になったら完全な大人だと信じきっていた。
だから、小さいころ、バスに乗っているときに、明らかに20歳を越えたおじさんが、おばあさんを押し退けて席に座るのを見て、
{大人なのに、変なの}と小学生ながらに思っていたものだ。
私は、小学生のときから、早く大人になりたいと願っていた。
そうすれば、保護者なしでどこにでも行けるし、何でも自由に出来る。
もっと、いろんなことが出来るのに。
もっと、いろんな人の役にたてるのに。
あ~、大人になるのが待ち遠しい。
て言うか、待ちきれない。
子供だと、何もできない。
つまんない。
そんなことを、夜、眠る前に考えている変わった女の子だった。
大人になれば、自動的にパーフェクトな人間になれると思っていた。
大人になれば、何でも知っているし、何でも解決出来る。
そう信じきっていた。
年を重ねるにつれ、現実を知ることになる。
二十歳になったとき、感じた。
{わたし、全然、大人になってない}
まだまだ知らないことがいっぱいだし、問題が起こってもすぐに解決出来ない。
自分のことでさえアップアップしてるのに、他の人を助けるなんておこがましいよ..
私は、自分が大人になることに失敗したと、唖然とした。
何か起きればパニクるし、落ち込むし、怒るし、誰かにいつも助けられてばかりだ。
女神のように微笑みながら、素早く解決して助ける。
もちろん、感情的にならずに冷静に。
なんて、ほど遠い大人の目標なんだろう。
最悪だ。
問題が起きるたび、四苦八苦する。
もがいて、あがいて、人にも助けられ、何とかクリアする。
その繰り返しだ。
いつになったら、大人になれるの?
達成の日が、全然見えない。
問題が起きて、四苦八苦して、もがきながら解決する日々は、続いていく。
そのたびに、いろんなことが分かってくる。
知識も勿論だが、人の痛み、悲しみ、苦しみ、そして、それに対する人の優しさ、温かさ、思いやり。
私は、助けられてばかりだ。
周りの人は、なんて大人なんだろう。
助けられるたびに、私も、いつか誰かを助けるほうになりたい。
その為に知識もさらに増やしたいし、人間的にも大きくなりたいと願い、努力する。
助けてくれた人たちに、これが、私の恩返しですと、いつか言えるように。
徐々に徐々に、私は、大人になっていく。
でも、まだまだ、目標には到底及ばない。
まだまだ、私は、未熟だ。
感情的になるし、まだ、大人になれない。
まだ、私は、こどもだ。
いつか、早く、大人になりたい。
わたしの大人へのステップは続く。