ミュウと日向の物語

【ミュウと日向の大学時代の物語】と【輝の行政書士試験に受かるまでの奮闘記】です。他の物語も書いていきます。🐈

友達との別れ

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瑠璃ちゃんとは、一年前の4月、自己啓発セミナーで出会った。私は、これまでこういったセミナーに行ったことは無かったし、正直、お金を払っていくなんて考えたこともなかった。無論、無料でも行かないタイプだ。でも、その年はあり得ないことが、たてつづきに起こり、車を急遽買い替えなきゃいけなくなったり、家電がいきなりつぶれたり、わけわからず血を吐いて、救急車で運ばれ、検査の結果、何も異常なかったり、まだまだいろんなことが起こって、これは、ちょっと何か大変化が起きる前触れなんじゃないか?ネットで調べてたら、今回の主宰者のブログにたどりついたわけだ。ちょうど大阪で、セミナーがあるっていうんで、参加してみた。会場についたら、結構もう並んでいて、大繁盛していた。受付でお金を払って、金出したからには前のほうで聞かなきゃ!って急いで席をとりにいった。ここ、開いてる?「え?あ、どうぞ」誰かのために席をとってたみたいだけど譲ってくれた。それが、瑠璃ちゃんだ。私、こういうとこくるの初めてなんだ。緊張するな。「あ、大丈夫ですよ。わたし、何回もきてるけど、とてもいいセミナーですよ。」マジか。何回もくるやつっているんだ。セミナーが始まって、瑠璃ちゃんは、必死にノートにメモしたり、スマホで撮ったりして真剣だった。私は、ネコが全面のイラストで、ネコのお腹にメモる手のひらサイズのメモ帳をもってきてたけど、使ったのは、発表することを書くときだけだった。2人1組で、発表しあうときがあって、瑠璃ちゃんとペアだった。セミナーは、面白かったし、役にたったけど、一回で十分だなって納得した。セミナーが終了して、受け付けで売ってた本に、主宰者に開運判子を押してもらうため、みんな並び出した。無論、私は買ってないし用は無いので、帰路を急いだ。瑠璃ちゃんが、「待って、日向ちゃん!ライン交換しよう。日向ちゃんは、普通のひとにいいにくいことがあるでしょ。私に話して」確かにまわりに言えば、こいつ変なんかなと思われるから、言わないことはあるが...分かった。ラインするよ。それから、瑠璃ちゃんとのラインが始まった。瑠璃ちゃんとのラインは楽しい。変にこれを言ったら、おかしいやつと思われるとか気にせずにラインが出来る。瑠璃ちゃんは、いろんなことを知っている。ラインしていくにつれ、素直に感じるままのことを言えるようになっていった。これ以上はダメだっていう鉄の柵を外せるようになった。瑠璃ちゃんは、親友だ。ずっと。楽しい。瑠璃ちゃんとラインさえしてたら恐いものないな。いつもどおり、ラインしてたら、急に「日向ちゃんは、もう私の話しは必要ないよね。もう、私に聞かなくても答えが自分で出せるようになったはず。」え?そんなことないよ。瑠璃ちゃんは必要だよ。「もう、出来ないフリをしなくていいの。日向ちゃんは、もう自分で出来るって分かってるはずよ。私は、もう日向ちゃんに時間を使えないの。後は、自分で決めていけるはずよ」突然の卒業?瑠璃ちゃんの意思は固い。私は、想像もしていなかった。そんな自覚もない。でも、終了なのはわかる。でも、胸が痛い。悲しい。でも、もう終わりなんだ。