ミュウと日向の物語

【ミュウと日向の大学時代の物語】と【輝の行政書士試験に受かるまでの奮闘記】です。他の物語も書いていきます。🐈

つぶやき~私は、わがまま??😣 その2

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↑家の庭の椿


本部長との言い争いの中で、私がわがままだと言われて、私の導火線に火がつきカッとなり、感情的になって上司と部下の立場を忘れて、激しいバトルを繰り広げてしまった。

本部長は、営業所が移転しても、私は、30分くらい電車に乗るだけだし、最寄りの駅まで歩くのも一時間もかからず20分くらいなのに、本社には、1時間半以上通勤にかけている人も多くいるし、2時間かかるやつもいるから、単純にそう言っただけだ。

頭では、わかっている。
でも、気持ちが、感情が堪えられず爆発してしまったのだ。

単純に考えれば、誰でもそう考える。
分かっている。分かっている。

でも、心が叫んでしまうんだ。

【なにも知らないくせに!】

【なにも私のこと知らないくせに、私のことを、わがままなお嬢だなんて言わないで!】

抑えきれない。
怒りが爆発してしまう。

本部長は、戸惑う。
私を必死に宥める。

当たり前だ。
本部長は、何も知らなくて当然なんだから。

後日、かなり間が空いてから、私の感情が少し落ち着き、移転の話しが無くなったこともあり、本部長に謝りのメールを入れる。

(感情的になってしまい、言い過ぎてしまい、すみませんでした。)

こんな感じのメールだったと思う。

何もわからない、何も知らない本部長に、八つ当たりしたお詫びだ。

本部長もかなり気にしていたのだろう。

すぐに返信が来る。

(気にしていない。心配するには及ばない。)こんな感じのメールだ。

更に、(私の考えを知ってもらいたい。)
と、長文の考えや経緯が丁寧に書かれていた。

【本部長、分かっているんだよ。あなたの考えも経緯も。ただ、私自身の問題なんだ。あなたに何も言っていない私が悪いんだ。でも、誰にも言っていないことがあるんだよ。】

(私は、他の部署にあまり接触がなく、他の方にも自分から積極的に接触しないので、他の方の情報が分からず視野が狭かったと思います。いろいろ教えていただき、勉強になります。ありがとうございました。)

私は、当たり障りのない返信をする。

本部長は、これで満足するだろう。

私の心の叫びがおさまらない。
だから、ここで言ってしまおう。
ここなら大丈夫。
ここなら安心なはずだ

私は、ずっと必死でお母さんを守ってきた。
お母さんは、ずいぶん前に閉鎖病棟に入院する事態になってしまった。

私は、必死にお母さんが回復出来るように自分で勉強して、また、必死にお母さんを病院から退院させて、連れ出した。

みんな反対したし、誰も協力してくれなかったけど、必死だった。

無我夢中だった。

必死に他の病院を探し、正しい先生を見つけて、正しい薬をもらい、そして回復したのだ。

今は、2ヶ月に一回、薬をもらいに行くだけでいい。
毎日、夜に一回、本当に軽い薬を飲むだけで何の心配も要らない。
普通に暮らしている。
何の問題もない。

これは、4番目の会社、つまり、今の会社のときに起きたことだ。

でも、私は、今の会社の誰にも何も言っていない。
いや、今の会社の誰にもではなく、家族の一部しか知らない。
その家族の一部だって、もう、忘れてるんだ。

だから、私が気楽なわがままなお嬢って思われるのは仕方ないことなんだ。

本部長を責めるのは筋違いだ。
だから、私は謝る。
本部長には、関係のないことなのだから。