ミュウと日向の物語

【ミュウと日向の大学時代の物語】と【輝の行政書士試験に受かるまでの奮闘記】です。他の物語も書いていきます。🐈

クリスマス⛄️🎄✨

↑カテゴリー別のタイトルで編集しています。【その他】をクリックすると、その他の話しだけが見れます。🐈


f:id:myuutohinata:20201222122058j:plain

↑久しぶりに登場のミュウ💞


メリークリスマス✨🎄✨

私は、クリスマスが大好きだ。

小さい頃、当然、サンタクロース🎅を信じていた。

今?今も当然、信じている。

さいころ、家の近くの公園で遊んでいて、近所のおばちゃんに声をかけられた。

「あら、遊んでるのね。お友達と一緒なの?」

「うん、お友達と遊んでるの。」と、私は、満面の笑顔で答えながら、お友達のドラミちゃんを紹介する

黄色い全身に赤いリボンが目立つぬいぐるみ。

ドラえもんの妹だ。

おばちゃんも満面の笑顔で去っていく。

お母さんとバスに乗って高島屋にお買いものに行くとき、バスの中で違うおばちゃんに声をかけられる。

私の手には、違うお友達がいる。
小さめの可愛い子犬のぬいぐるみだ。

「あら、お友達?可愛いわね。これから、お母さんとクリスマスプレゼントを買いに行くのかな?」と、おばちゃんは、優しく微笑みながら尋ねる。

「うん。お友達。でもね、クリスマスプレゼントは買わなくていいの。だって、サンタさんが持ってきてくれるから。」と、私は満面の笑顔で答える。

「そっかあ。買う必要ないもんね。」と、おばちゃんは、幸せそうに微笑む。

頭の中には、星のきらめく冬の澄みきった夜空を、トナカイのそりで鮮やかに滑るように駆け回るサンタさんがうかんでいる。

サンタさんは、満面の笑顔だ。
嬉しそうに大きな白い袋を持っている。

シャンシャンシャン

軽やかな心地よい音を響かせながらやってくる。

なんて嬉しいんだろう。
私は、幸せでたまらない。

サンタさんは、いつも欲しいものを持ってきてくれる。
何が欲しいか誰にも教えてなくても、間違ったことがない。

小学六年生になったとき、学校で友達に、
「ねえ、ひかるちゃん。もしかしてサンタクロースを信じてるの?あれは、お母さんとお父さんだよ。」と言われた。

でも、私は、
「違うよ。サンタはいるよ。」と、きっぱりと笑顔で答える。

でも、一応確かめないとね。

私は、お母さんとお父さんに友達に言われたことを言って確かめる。

2人とも、笑顔で否定する。
「お父さんとお母さんじゃないよ。」

でも、念には念を入れて確かめないとね。

私は、クリスマス前日にプレゼントを隠しそうなところを探し回る。

納戸や物置、押し入れ、タンス、思いつくところを全部。

どこにも無かった。

でも、念には念を入れないとね。

私は、夜、眠ったふりをして遅くまで布団で待ち構える。

でも、いつの間にか眠っていて、朝には枕元にプレゼントが置かれている。

開けると、やっぱり、私の欲しかったものだ。

私は、一階に降りていって、お父さんとお母さんに報告する。

「やっぱり、サンタさんはいて、ちゃんと、私の欲しいプレゼントをもってきてくれたの!」

お父さんとお母さんは、満面の笑顔でうなずく。

いつからかな。
サンタさんは、プレゼントを持って来なくなった。

大きくなったから、代わりにお父さんお母さんが、買ってくれるようになった。

だって、サンタさんのプレゼントは、子供のためのものだから。
ちゃんと、譲らなきゃね。

大学に入って1人暮らしを始めて、クリスマスイブは、大学の女友達と友達の家に集まって、いっぱい食べて騒いでおおいに楽しんだ。

はしゃぎまくって満ち足りて、ほてった顔を夜風で冷ましながら、家路につく。

微かに、シャンシャンと音が聞こえる。
澄みきった満天の星空を見上げる。

遥か遠くにサンタさんの乗ったトナカイのそりが、天高く走っていくのが光とともに見える。

お月さまの光りを覆っているみたい。

シャンシャンシャン

心地よい音が遠ざかっていく。

ほらね。
サンタさんは、信じる人にだけ見えるんだから。🌠