ミュウと日向の物語

【ミュウと日向の大学時代の物語】と【輝の行政書士試験に受かるまでの奮闘記】です。他の物語も書いていきます。🐈

ミルとの出会い😺🌈

↑カテゴリー別でまとめています。例えば、【その他】をクリックすると、その他のいろいろな話しが見れます。お好きな話しだけを見てくださいね。😊🍀


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↑私のところに来てくれた日のミル
生きるのに一生懸命なミル🌈


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↑うんうん。😊でかく元気に育ったね。✨


小花家のこっちゃんの記念日の記事を見させていただいて、しみじみ思い出した。
思い出させていただき、ありがとうございます。🙇‍♀️




そうだ!6年前の8月13日に、ミルが我が家に来たんだ!

6年前の8月13日...

私は、お盆休みな真っ只中で、2階の自分の部屋で、だらけていた。

{あっつい..眠い..化粧も面倒だな..最低限の化粧でいっか...}

今日は、県外のおばあちゃんちに行く日だ。

お土産もいっぱい買ったし、お供えも買ったしね。

出かけるには、まだ、少し時間が早いので、2階で横たわって、ゴロゴロしていたんだ。

{おばあちゃんとおじいちゃんと一緒に美味しいご飯を食べるんだ。}

2人に会うのは、久しぶりなので嬉しい。
自然に笑顔がこぼれる。

「おねえちゃ~ん、ねこ!ねこ!家の前に!」
お母さんが、突然、一階から叫ぶ。

{ねこ?}

こんなお盆の真っ只中に?

私は、窓から下を見る。

すると、家の塀の前の道路に、小さい小さい猫がいる。

なんだか、フラフラだ。

その猫は、何故か、ぼんやりと私の部屋を見上げている。

{ダメよ!もう、猫は飼えないわ。}

ミュウが亡くなって、何年になるだろう。

ミュウは、最高の相棒だった。
だから、亡くなったときの哀しみは、すさまじいものだった。

あんな想いは、もう、したくない。
それに、もう、責任をもって、最後まで飼う自信がなかった。

だから、もう、猫は飼わないって決めていた。
だって、自分が先に死んだら申し訳ないから。

ミュウが最後の猫だ。

お母さんにも、何回も、そう、念をおされていた。

もう、悲しい想いはしたくない。
関わらなければ、嫌な想いもせずにすむ。
私は、一定の距離を置くようになっていっていた。


だけど、その猫は、家の外から真っ直ぐに私の部屋を見つめる。

{先に死ぬって?あの子は、今にも死にそうよ?}

どこからか、囁きが聞こえる。

そう、確信出来る。
あの子は、放っておいたら、今日にでも死んでしまうだろう。

{どうするの?}
囁きは、続く。

こんな真夏の炎天下、さらにガリガリだ。
意識ももうろうとしている。

それに、小さすぎる。
あの子は、乳離れ出来てるの?
小さすぎるわ。

私は、階段を降りて、外に出ていく。

そして、その子に手を伸ばす。

「おいで。」

その子は、私の手のひらに、乗ってくる。

温かい。
命を感じる。

私は、その子を胸に抱いて、家の中へ向かう。

その子の目の光は、強い。
生きる意思に溢れている。


この子は、私のもとに来た子だ。
彼女は、私を選んだ。

私は、彼女にこたえよう。
ううん、未熟なもの同士、一緒に成長していこう。

お互い、欠陥だらけだ。
一緒に、ゆっくりと一歩ずつ。

ふふふ。

とりあえず、まずは、お母さんと一戦を交えましょうか。

戦闘開始ね。

私は、その子に優しく微笑む。