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26日に、ウエブ面接かぁ..
まだ、3週間くらいもあるな..
まあ、その頃には、西山所長も退院してきて落ち着いているだろう。
私も気兼ねなく、面接を受けられるってもんだ。
ウエブ面接..
初めてだわ。
何か用意するものは、あるのかな?
先方は、スマホで大丈夫だと言ってくれたし、やり方も一時間前に教えてくれると言ってくれているのだから、お言葉に甘えて、スマホでやらしてもらおう。
ていうか、たった一回の面談にパソコンなんか買いたくない。
スマホでって言った段階で落とされると思ってたんだけどなぁ..
いや、あの履歴書に書いた
希望年収(○○万円以上)と
転勤は要相談(母と飼い猫2匹のことで)
これは、完全にアウトだと思ったんだけどな。
.....ん?私は、受かりたくなかったのかな?
う~ん。行けるなら波に乗っていけるはずだと思ってたんだよな。
そうしたら、それは、私の道で、その道で、人の役にたちたいって。
う~ん。
まっ、なるようになるさ。
気を取り直して、ウエブ面接のやり方をネットで調べよう。
ふむふむ。
スマホを支える台がいるな。
カメラの脚立みたいなものね。
あと、イヤホンマイクか。
なるほど、雑音なく話せるようにね。
背景は、カーテンがいい?
いや、無理だな。
私の部屋のタンスが、バックになるな。
化粧は、明るめで。
服装は..
なんか、細々と書いてるな。
最近の新入生は、こんなことをいちいち忠実に守っているのか。
....面倒くさい。
とりあえず、台とイヤホンマイクを家電店に買いに行くことにしよう。
まだ、先なんだけどな。
再来週くらいでいいかな。
とりあえず、それまで、仕事に専念しよう。
そのことばの通り、私は、仕事に専念した。
というか、所長不在のため、仕事が2人分になり、さらに繁忙期も重なって、ひどい状態になった。
私は、ヘロヘロのボロボロで疲れきっていた。
はっきり言って限界だ。
福山さんがいてくれているのが、まだ、救いだ。
これで、もし、福山さんがいなかったら....
考えただけで、ゾッとする..
退院まで二週間だけ。
退院まで二週間。
呪文のように唱えながら、仕事を頑張る。
しかし、前回の所長の骨折のときも思ったのだが、何故、本社から助っ人を送ろうとか思わないのだろう。
特に前回は、2ヶ月、私1人で結局させられたし。
私を女だということを忘れてるんじゃあないか?
私なら何とかするとでも?
あ~!思い出すだけで腹立たしいわ!
そんなに給料もらってないのに、こきつかいやがって!
疲れがピークになるにつれ、憤りも増していく。
人間ってそういうもんだ。
うん。そう。
そうしたなか、やっと、西山所長から福山さんに電話が入る。
どうして、事務所に電話してこないのだろう。
特にコロナの影響で、今は、誰もお見舞いにいけないのに。
もっと、こまめに近況報告を自分からするという気遣いが出来ないのか。
2人は、長々と話している。
「ああ、そうなんですか。それは、ゆっくりしたほうがいいですよ。」
「いえ、無理しても。ね。」
ん?
なんか、雲行きが怪しいような ...
嫌な予感が広がっていく。
電話が終わった福山さんに、恐る恐る聞く。
「どうしました?来週には出てくるんですよね?」
「いえ。退院は、今日したらしいんですが、薬を飲んで数値を見ながら自宅療養をしながら、通院するらしいです。」
「通院なら、出てこれるんですよね?」
「いえ。まだ、数値が安定していないらしく、無理なさってもあれなんで。とりあえず、今月いっぱいは、休まれます。」
「......」
はあ?
無理なさっても??
じゃあ、私は、無理してもいいっていうの?
ああ!もう!
本当に役にたたないやつだよ!
そして、あんたも、上に弱いやつだよ!
どいつもこいつも!
なんで、いつも、こんなときに!
私は、怒りの向ける場所がなく、
「分かりました。」
と、無表情で静かに答える。
結局、バタバタで面接に挑むことになるのかよ!
あ~!もう、無茶苦茶だよ。
仕事に追われまくれ、ズタズタのボロボロで、あっというまに、明後日が面接という日までくる。
{ああ。会社帰りに台とイヤホンマイク買いに行かなきゃ...}